となりのまど

とりとめもない話

睡眠

どうしようもなく動きたくない日がある。


明日は1日ベッドにいようと決め込んで、眠りにつく夜がある。

睡眠は自由だ。

心地よいばかりではないけど、少なくとも非現実的だと私は思う。

嫌な夢を見ても、逆に夢は見なくても、全然疲れは取れなくても、考え事は出来ないこの私の中では空白とも取れる時間が好きだった。


起きていると取り留めもない事ばかりを考える。

最近の自分の体重について、サプリメントの効果が出ているかについて、職場での自分の立ち振る舞い、性格について、将来について、パブリックな言葉について。


それらは時に苦痛を伴う。考え事が癖になってしまって考えずにはいられないから、起きている時は逃れる事が出来ない。

逃れる唯一の方法が睡眠である。

人間も冬眠をしてくれたらいいのに。そうしたら、人生がもっと単純で、豊かなものになるのに。

考えていると立ち止まっている感覚がする。行動的な人達からはあっという間に距離を開けられ、時間から突き放されている感覚がある。

平等じゃないと知りながら、みんなが自分に合わせて平等でいてほしいと願う私はとんでもなく愚かだと思った。